1996年3月27日にエヴァのTVシリーズが終わり、それを受けてのインタビュー記事が掲載されている。
最初は24話を受けてのJUNEらしい質問が飛び交うが、脚本にクレジットされている薩川さんの存在に触れたあたりから、興味深い話がポンポン出てきて面白い。
24話脚本の当初案として、カヲルがピアノを弾き、シンジがチェロを弾いてコミュニケーションをとるような下りがあったという話も。この辺は『ヱヴァQ』の連弾に受け継がれてる。
後半はエヴァを締めくくるにあたっての葛藤に触れている。庵野さん自身が最終回半パート実写で登場するという案があったという話とか。
『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』の公開前ながら
対象関係論的な話(「良い母親と悪い母親」についてなど)が出てくる、とてもいいインタビューです。
ちなみにこの号の3ヶ月後に出た
別冊JUNE 1996年11月号でもインタビュー記事が掲載されている。野火ノビタ氏を交えた対談形式での記事となっており、こちらも要注目。